こんにちは!びっぐです!
2025年9月25日、コナミから発売される完全新作『SILENT HILL f(サイレントヒル f)』。
シリーズで初めて日本を舞台に据え、昭和の田舎町「戎ヶ丘(えびすがおか)」を舞台にした本作は、「日常と恐怖の境界」をこれまで以上に曖昧にしようとしている。
著名シナリオライター・竜騎士07氏の参加も話題を呼ぶ中、先行プレイで見えてきた新要素とシリーズ伝統の融合点を、本レビューでじっくりと掘り下げていこう。

本作では、シリーズ従来のホラー・探索要素だけでなく、アクションやリソース管理要素が強化されている点が注目される。
戦闘スタイルの縛り
遠距離武器――銃など――は一切登場しない。武器はすべて近接戦闘特化。これによって、敵に接近しなくてはならない恐怖の緊張感が増す。
持久力/精神力のシステム
攻撃・回避・走行などの行動で持久力が消耗し、0になると行動不能。
さらに、「精神力」というリソースが集中や強力な攻撃を可能にするが、使いどころを誤るとペナルティあり。
これらの要素により、戦闘がただの“殴って倒す”だけでなく、判断とリスク管理が要求されるものになっている。
祠・功徳・強化要素
マップ上には「祠」が散在し、手動セーブ機能だけでなく、装備強化・祈願などの要素がここで利用可能。
また、「功徳」というポイントを消費してお守りを得たり、能力を強化したりできる。
これにより探索・戦闘以外の緊張感/選択肢が増えている。
日本の生活感と昭和レトロの空気
戎ヶ丘という町は岐阜県の下呂市金山町をモデルにしているとされ、細部の景観(家屋、畑、路地、雑誌など)が「生活していた実感」を湧かせる。
そこに霧、曇天、屋根裏、廊下などのある“薄暗さ”が加わることで、不気味さがじわじわ積み重なる。
音響・霧・視覚の怖さ
ヘッドホンをつけてプレイすると、遠くから音が近づいてくる感覚、足音、環境音の使い方で気持ちを掴まれる。
霧や暗闇で先が見えない恐怖、見えそうで見えないものへの緊張が持続する。
バケモノデザイン
日本人形やカカシ、臓器と花を組み合わせた異形のものなど、“和”の要素と不快感を融合させたデザインが目立つ。
アヤカカシ、アラアバレ、カシマシなど名前からもインパクトがあり、見た目の異質さと動きの不気味さで恐怖を引き立てる。
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | SILENT HILL f |
ジャンル | サイコロジカルホラー / アクションホラー |
発売日 | 2025年9月25日 |
対応機種 | Steam / PlayStation 5 / Xbox Series X |
価格 | スタンダードエディション 約8,580円、デラックスエディション 約9,790円 |
スタッフ | シナリオ:竜騎士07氏など |
舞台設定 | 昭和時代の田舎町「戎ヶ丘」、高校生の深水雛子が主人公 |